こんにちは。IT系ワーママのりょうこです。
3月~4月は寒い冬も終わりに近づき昼の日差しが暖かくなってきて、外でいっぱい遊びたい気持ちの良い季節。
ですが、花粉症だととたんにツラく苦しい季節になってしまいますよね。
我が家の小学生の息子たっくんは3歳のころからひどい杉花粉症です。
2月の終わりくらいになると朝起きると鼻血。保育園で外遊びすると目は真っ赤、帰ってくると顔が赤く腫れ上がっているような状態でした。
毎年かかりつけの耳鼻科で、飲み薬と目薬を処方されているのですが、症状が完全に抑えられるわけでもなくちょっと眠くもなるし、これが一生続くのかと暗い気持ちになっていました。
ところが、今年(2022年)の花粉症シーズンは飲み薬なし目薬なしで過ごしているんです。
その理由は、去年の5月から舌下免疫療法を始めたおかげ。
花粉、感じないよ!目もかゆくない!!
もちろん個人差はあると思いますし、現在新型コロナの影響で毎日マスク必須生活で花粉の影響が軽減されていることもあると思います。
ですが、たっくんに限って言うと1年で花粉をほとんど感じないくらいになっているそうです。毎日服薬するのは大変ですが、始めてみて本当によかったです。
この記事では、舌下免疫療法の我が家の体験記をご紹介します。
舌下免疫療法の始め方
舌下免疫療法は、対応している医療機関で実施できます。
我が家はかかりつけの耳鼻科の先生の提案で始めることができました。
杉花粉症は治療できますよ。
3年くらい毎日お薬を服用してもらって、ひと月に1回受診してもらう必要がありますが、興味があったら言って下さい。
えーーー!!
治るならやってみたい!!!
二つ返事のたっくんです。相当辛かったようです。
ついでに私も一緒に舌下免疫療法でダニアレルギーの治療をすることにしました。
なお、舌下免疫療法は保険診療です。小児医療証をお持ちならば、お子さんの分はお金かけずに実施できますよ。
1日目(診察)
杉花粉の舌下免疫療法いつでも始められるわけではありません。始めるのに最適なのは花粉が飛ばなくなった頃。
花粉がたくさん飛んでいるときに舌下錠を服用すると、副作用が強く出てしまうためです。次のシーズンまでに1年弱かけて体を慣らしていくのです。
我が家は2021年5月末に開始することにしました。たっくん8歳の春です。
予約の時に1日目は1時間くらいかかると言われました。
初日はこんな感じでした。待ち時間はスマホゲームにいそしみ、あっという間に終わりました。
もらった薬は7錠だけなので次回は1週間後です。
予定をしっかり調整して挑みましょう。
1日目のお会計:
たっくん730円 / りょうこ 770円
2~7日目(自宅)
毎朝の服用が始まります。
飲み忘れないように百均のかごに薬を入れて寝る前に食卓に置いておくことにしました。
2人でやっているので、声をかけながら忘れずに進められました。
激しい副作用は出ていませんが、なんとなく喉がイガイガして空咳が出たりします。
たっくんは、特に何も無く元気です。
8日目(診察)
1日目に処方された薬がなくなる8日目に、再度診察に行きます。
副作用がなかったことの確認をして、8日以降用の薬を先生の前で同じように服用します。
なんと、8日以降用の薬は、1~7日用薬の2.5~3倍のアレルゲンが含まれているのだそう。
なんとなく、今までよりも喉のイガイガがひどい気がします。
たっくんは耳の中がかゆいと言っていました。
今回からお薬は処方箋⇒調剤薬局 という流れに。
次は2週間後に診察です。
8日目のお会計(計3,900円)
たっくん | りょうこ | |
---|---|---|
診察 | 650円 | 600円 |
薬 | 1,220円 | 1,430円 |
9~14日(自宅)
明らかに昨日までと違います。薬が強くなっていることを体感しています。
私は喉のイガイガ、空咳、くしゃみ、鼻づまりに悩まされました。
たっくんは、耳の中のかゆみ、目のかゆみ、くしゃみ と、完全にアレルギー症状出ています。
アレルゲンを身体に入れているんだから仕方ないですね…。意外と辛いです。がんばりましょう。
15日目(診察)
再び病院へ行き、
- 薬は毎日ちゃんと飲めているか
- 副反応はひどすぎないか
をチェックをして5分程度で終わりました。
副反応の話をすると
うん、まだ効いていないからしかたないよね。
3ヶ月くらいしたら変ってくるよ。
だそうです。薬が効いてくるのが楽しみです。
今回は30日分のお薬が出ました。私は舌下錠以外にアレルギーを抑える飲み薬も処方されているのでお高めになっています。
15日目のお会計(計6,570円)
たっくん | りょうこ | |
---|---|---|
診察 | 650円 | 600円 |
薬 | 1,960円 | 3,360円 |
これから数年間毎月この金額がかかることに気付き愕然とする母でした。
でもまぁ私はケチんぼですが、健康はお金にかえられないというのが信条です。
QOL向上のため、必要経費と思うことにいたしましょう。
繰り返しになりますが、保険診療ですので子どもの医療費が無料の地域では、お子さん分は無料になります。ご安心ください(ちょっと複雑…)。
16日目以降(自宅)
あとは、4週間おきに同じ薬を処方してもらいひたすら毎朝薬を飲むだけです。
たっくんの目のかゆみがあまりにひどいときは、花粉症用の目薬指したりしてやり過ごしています。
どうでもいいけど、舌下錠って声に出すとなんだか強そうですよね(私だけ?)
たっくんが言うと、鬼滅か呪術廻戦の必殺技みたいです。
ゼーーーーーーーッカジョウ!!
杉花粉に打ち勝つ必殺技!効きますように。
舌下免疫療法薬の服用上の注意点
服用の注意点は下記の通りです。
- お薬は朝起きてすぐに服用すること(舌の下に1分。その後飲み込む)
- お薬服用後5分は飲食禁止
- お薬服用後2時間は激しい運動を控える
- きちんと定期的に受診する
慌ただしい朝の時間に服用が遅れると朝ご飯に支障が出るので、起きたらなるべく早く服用するのがポイントでしょうか。
副作用
- 口の中の浮腫、腫れ、かゆみ、不快感、異常感
- 唇の腫れ
- 喉(のど)の刺激感、不快感
- 耳のかゆみ
アレルゲンを服用しているので、特に飲み始めはアレルギー反応が出ます。
我が家も始めは副作用が出ましたが、1ヶ月弱で気にならない程度になりました。
重大な副作用
- アナフィラキシー
これは、本当にあぶないので兆候が見られたら救急車を呼んでください。
特に杉花粉が飛散する時期はいつも以上に注意する必要があります。
効果があらわれるのは?
正しく治療が行われると、スギ花粉症の場合は次のスギ花粉飛散シーズンから、ダニアレルギー性鼻炎の場合は治療を始めて数ヶ月後から効果が期待されるそうです。
今日現在で開始から10ヶ月経っていますが、体感として家のティッシュの使用量が確実に減っていますし、たっくんは今シーズン花粉症の飲み薬は不要でした。
まとめ:舌下免疫療法はメリットが大きい
舌下免疫療法は、アレルゲンに体を慣らしてしまおうという治療法です。
定期的に受診しなければならない、毎日服用しなければならない、小児医療助成がある地域でなければ治療費が定期的にかかるというデメリットはありますが、数ヶ月、数年の治療で花粉を気にしなくてもよい体を手に入れられるという大きなメリットがありそうです(個人差はあります)。
特に杉花粉症の季節は、ちょうど受験シーズン。
中学受験、高校受験、大学受験、どれも杉花粉がぶんぶん飛んでる時期です。
眠くなりがちなアレルギー薬や目のかゆみ鼻水などの影響を気にせずに立ち向かえたらよいですよね。
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