軽度知的障害があり療育手帳持ちの娘、はーちゃんがいよいよ来年小学生になります。
定型の小学生の場合、秋頃に就学時健康診断を受けるのが学校へのコンタクトの最初になりますが、サポートが必要な子は年長さんの6月頃、学区の校長先生との面談から始まります。
我が家の校長先生との面談について、お話します。
※本記事は神奈川県横浜市での体験を元に書いています。自治体によって異なりますので具体的な日程が気になる方は自治体または学区の学校へ問い合わせてみてください。
年長さんのどんな子が面談するの?
来年小学校にあがる特別なサポートが必要な年長さんの歳の子が校長先生面談の対象になります。
個別支援学級を考えている子はもちろんですが、特別支援学校など学区の小学校に通わない子も学区の小学校の校長先生面談が必要です。
例えば災害の時など学校が避難所になったときに、特別な配慮が必要な子が学区にいるのか学校が把握しておく必要があるそうです。
確かに一度も足を踏み入れたことがないところに避難するのはちょっと不安があります。一度見学しておくことで先生のお顔もわかりますし、段差やトイレ、水道などのチェックもできますよね。
とは言え公立の小学校の校長先生は数年おきに異動してしまうので、次行ったときは違う先生ということはよくある話だったりします。
特別支援学校を希望する肢体不自由のお子さんは、無理に面談見学をする必要はないそうです。
その場合は特別支援学校に行くことと、学校まで行くのが難しいので面談見学はしないことを電話でお伝えする必要があります。
面談の約束ってどうやって取るの?
校長先生と面談しなさいと言われても、けっこうハードル高いですね。どきどきします。
まず学校の電話番号を調べましょう。ホームページに書いてあります。
電話して言うべきは以下のような内容です。
次年度、就学予定の〇〇と申します。面談のお願いをしたいのですが、校長先生か副校長先生は、いらっしゃいますか?
(校長先生にかわったら)初めまして、次年度就学予定の〇〇と申します。
「子どもの就学についての面談」のお願いで電話させていただきました。
先生もおわかりだと思うので、後は日程調整をするだけです。
聞いておいた方がよいことは以下2点です。
- 子どもを連れて行った方がよいか
- 一般学級や個別支援級の見学をさせてもらえるか
子どもの様子を見てもらいたい気持ちはありましたが、最初は先生と落ち着いて話をしたかったので、今回はーちゃんは保育園に預けて私だけで行きました。
パパとママとお子さんと3人で行ったというお友だちもいました。
我が家の場合は既に小学生の兄がいるため、集団登校の際に正門にいらした校長先生にはーちゃんと一緒に挨拶させてもらっていたという経緯もあります。
機会があるならば事前に顔を売っておくのはよいですね。「あぁ!あのときの!」となるだけで、お話しやすくなります。
校長先生との面談の持ち物は?
持ち物は特に指定はされませんでした。持って行ってよかったと思ったのは次の2つです。
- 発達検査の診断の結果のコピー
- スリッパ
他にも今までの経過や必要な配慮のことなど、正しくお伝えしたいことはメモにして持っていましょう。
スリッパは今後も保護者が学校に行くときに必要になるので、買っておくことをおススメします。折りたたみできる、シンプルなデザインのスリッパが使いやすいです。
後で聞いたらスーツで行ったお友だちもいましたが、私は完全普段着で行きました。
面談で聞いておいたほうがよいこと
もしも個別支援級を考えているならば、チェックしておいたほうがよいポイントをお伝えします。
- 支援級の人数(組数)と先生の人数
- 複数組ある場合は、どのような編成か(知的学級と情緒学級が何クラスずつか)
- 自分の子と同じような特性の子の人数と学年
- 支援級に在籍しながら一般級の授業をどの程度受けさせてもらえるのか
- 支援級から一般級に移ること、またはその逆はできるのか
- 支援級の学びで大切にしていること
- 親のつきそいは必要か
同じ支援級と言っても、我が家のような知的に問題がある子もいれば、知的には問題がないが集団生活が難しいような子もいて、年度によって雰囲気がずいぶん異なるようです。
雰囲気のチェックは大切です。
見学時の6年生は入学するときには卒業しているため、6年生が多い場合は来年雰囲気が全く異なる可能性もあります。
はーちゃんの行く学校は支援級は3クラスあり、知的学級が1クラス。3クラス合わせて20人弱くらいでした。見学時に1年生にかわいい女の子が何人かいて、穏やかなクラスだったのではーちゃんも楽しく通えそうです。
また、交流級として一般級にも籍を置き、担任の先生と相談しながら交流できそうな科目は一般級で受けることができると聞きました。
個別支援に理解のある優しそうな校長先生で一安心。面談してよかったです。
入学後お友だちになった支援級のママさんは、越境してこの学校へ来ていました。本来通うはずの学校は、個別支援級の雰囲気が悪くてとても通わせたくないと思ったそうです。
学校によって、個別支援級の教室のある場所を含め雰囲気には違いがありそう…。
サポートが必要な子だからこそ、子どもにとってより良い環境に通わせてあげたいですよね。
まとめ:年長さんの6月は校長先生と面談をしよう
個別支援級を考えているならば、年長さんの6月は校長先生との面談時期です。
できれば、直接個別支援級の授業の様子の見学もさせてもらいましょう。
クラス編成や雰囲気、自分の子どもがこの場で過ごすことがイメージできるかどうかの確認が重要です。
神奈川県横浜市の場合、校長先生と面談が終わったら次は特別支援教育総合センターへの相談になります。
特別支援教育総合センターへの相談については以下の記事で詳しく書いています。ぜひ確認してくださいね。
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