こんにちは。発語ゆっくりの娘(6歳)を育てるりょうこです。
うちの子はようやく三語文らしきお話をするようになったけど、まだまだ発音も不明瞭でもっと練習をさせたいです。おうちで楽しく練習する方法はないかしら
三語文が出てくるようになると、会話している感じがして嬉しいですよね。
我が家の娘は最近ようやく片言ですが三語文をお話するようになりました。
じゅーちゅ、もっと、ちょーらい
お話できない時期が長かったので、三語文らしき文でお話してもらえると「わ!文章しゃべってる!すごいすごい!!」とびっくりしてしまいます。
お話する回数はなかなか増えませんでしたが、言葉を促す方法がたくさん紹介されている本の遊びを家でやってみたところ、娘の発達段階にぴったりで楽しくことばの促しができました。
その遊びの名はずばり
コミュニケーションババ抜き!!
簡単で楽しいので、ぜひご家族でやってみてください!
コミュニケーションババ抜きとは
この記事では絵カードを使った【コミュニケーションババ抜き】の遊び方をご紹介します。
楽しく遊びながら三語文を使ったり聞いたりする練習を繰り返し行うことができますよ。
準備するもの
同じ絵がペアになっている絵カード。
お子さんがカードの名前を読み上げる必要があるので、トランプではなく絵カードが良いです。
100均で同じ絵カードセットを2個購入してもOKです。
我が家は、兄が昔こどもちゃれんじでもらった「おぼえてめくってメモリーゲーム」のカードを使用しました。
絵カードが2枚ずつあって、カードにお名前がひらがなで書いてあって本当にぴったりでした。さすがこどもちゃれんじ、痒い所に手が届きます。
人数
2人~4人
何人でもできますが、3~4人が一番楽しいです。
2人だと「聞くと必ず相手がカードを持っている」状態になります。
3人以上になると「聞いたけどカードがなかった」という不確実性が生まれ、楽しさが増します。
5人以上だと、順番が回ってくるまでに時間がかかるので飽きてしまうおそれがあります。
基本ルール
基本的にはババ抜きと同じです。普通のルールで相手のカードをひく部分だけやりかたが異なります。
- 全部のカードを参加者全員に配ります。
- ペアになったカードは中央に表にして捨てます。
- じゃんけんをして1番の人を決めます(じゃんけんができなければお子さんからでOK)。
- 順番になったら、持ち札をペアにするために欲しい札をだれか1人を指名して、カードを持っているか聞きます(例:はーちゃん、うさぎさん、もってる?)。
- 指名された人は、要求された札を持っていたら渡さなければいけません。持っていなければ「ないよ」と言いましょう。
- 時計回りで順番を交代していきます。
- 手札が全部なくなった人の勝ちです。
遊び方のポイント
上記の手順4の札を要求するところでは、セリフを統一しましょう。
「〇〇(呼びかけの名前)、〇〇(カードの名前)、ちょうだい」
または
「〇〇(呼びかけの名前)、〇〇(カードの名前)、もってる?」
のどちらかがよいと思います。
はーちゃん、うさぎさん、ちょうだい
うさぎさん、なーい
ままー、きりんさん、ちょうだい
もってるよー。はい、どうぞー。
こんな感じで進めていきます。9歳のたっくんもそれなりに楽しいようです。
お手々が小さいとカードを扇状に持ったり、持った状態で2枚同じものを探したりすることが難しいので、「子どもはカードをテーブル上においてもよい」などお子さんが楽しめるように柔軟にルールを変えていきましょう。
身につく力
【コミュニケーションババ抜き】遊びのなかで、三語文を何度も声に出すことができます。
また自分以外の参加者が声に出す同じフレーズを何度も耳にすることもできます。
子どもの発するフレーズはまだたどたどしい部分があるかもしれませんが、正しいフレーズを繰り返し聞くという経験がことばのはぐくみに大きな力を持ってくれます。
【コミュニケーションババ抜き】が難しかったら
コミュニケーションババ抜きは三語文以外にも多くのスキルが要求されるので、いきなりは難しいかもしれません。
コミュニケーションババ抜きが難しかったら、トランプの神経衰弱ゲームでふたつの絵を組み合わせる練習をしたり、絵カードを使った普通のババ抜きのルールで遊んで、カードの扱い方や基本ルールを学ぶなどしてからステップアップしていくとよいですね。
まとめ:【コミュニケーションババ抜き】は三語文出始めのお子さんにぴったり
コミュニケーションババ抜きの紹介をしました。
簡単にできて、三語文出始めのお子さんにぴったりの遊びです。
我が家の娘はこの遊びをすっかり気に入りました。絵カードは100均などでも手に入りますので、ぜひやってみてくださいね。
【コミュニケーションババ抜き】は、Voicyでいつもお世話になっている言語聴覚士なな先生の初めての本「ことばをひきだす親子あそび」で紹介されています。
「ことばをひきだす親子遊び」には【コミュニケーションババ抜き】のようなお子さんのことばの促しになるような遊びが、なんと100個紹介されています。
遊びにはすべて「この遊びができたら」「この遊びが難しければ」という遊びの順番のガイドがついていて、お子さんの段階に合わせた遊びを迷わずに選ぶことができます。
他の遊びも気になった方はぜひぜひ本をお手に取ってみてください。
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