発語がゆっくりの我が家の娘はーちゃんは、とても中耳炎になりやすい体質です。
気が付くとすぐ滲出性中耳炎になってしまいます。
滲出性中耳炎は鼓膜の奥の中耳に滲出液が貯まった状態で耳の痛みや発熱こそありませんが聞こえが悪くなります。外から見て特に症状がないので、気づきにくい病気です。
聞こえにくくなるということは、発語の伸びにも影響します。発語が気になるお子さんは早めの治療がオススメです。
はーちゃんの受けた「チューブ挿入手術」は局所麻酔を含めても1時間程度で終わる簡単なものですが、支払は2万円程度かかり、後日コープ共済から共済金がおりました。
この記事では次の2点についてお話していきます。
- 滲出性中耳炎でのコープ共済への申請方法
- 中耳炎治療の発語への影響
滲出性中耳炎の治療法
滲出性中耳炎は、鼓膜の奥の中耳腔に滲出液と呼ばれる液体が溜まる病気です。
原因となっている鼻風邪を治すような服薬による治療が選ばれることもあります。
しかし服薬を続けても数ヶ月以上間続く場合は、次のような治療法を取ることがあります。
- 滲出液排出のために鼓膜を切って滲出液を出す
- 鼓膜に数mm程度の小さなチューブをはめ込んで長期にわたって換気をする
毎冬ずっと滲出性中耳炎が続いた娘。
療育センターのSTさんから聞こえの悪さが発語に及ぼす影響が気になると指摘を受けてしまいます。
かかりつけの耳鼻科に相談し、鼓膜チューブ挿入術の処置をしてもらうことになりました。
費用は両耳で2万円弱。米粒程度の大きさの小さな小さなチューブの料金が高いのです。
鼓膜チューブ挿入術とコープ共済
鼓膜チューブ挿入術の手術自体はかかりつけの耳鼻科で1~2時間で終わる簡単なものでしたが、2万円程度の費用がかかります。
「手術」ですので保険が下りないか調べて見ました。
はーちゃんが加入している医療保険は「 コープ共済 たすけあいジュニア 1900コース」。
「コープ共済 たすけあい ジュニア 1900コース」 は定期的に病院通いで治療を受けていたり、入院歴がある子でも入りやすいです。なかなか入れる医療保険が見つからないお子さんは、ぜひ調べみてください。
中耳炎の手術についてCoop共済のサイトに次の説明があります。
中耳炎
〇鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
中耳にたまった水を排出するため、鼓膜を切開し、切開箇所が塞がらないようにチューブを留置した。
×鼓膜切開術
中耳にたまった水を排出するため、鼓膜を切開した。
Coop共済サイト:お支払いできる例・できない例 手術共済金 より引用
鼓膜切開のみでは対象外ですが、チューブを入れた場合は支払い対象になります(※)。
(※)2022年9月から、鼓膜切開術もCOOP共済手術共済金の対象となりました!
共済金(保険金)の申請方法
電話で問い合わせ
Coop共済に加入するとCoop共済のホームページ上からログインできますが、ログイン後に表示される「共済マイページ」からの手続きは事故(ケガ)通院共済金のみです。
手術の共済金請求は電話する必要があるので気をつけてください。
ホームページ上の支払対象と明記されていますが、電話のオペレーターさんは支給対象かがわからず診断書をもらって申請するように言われてしまいました。
この電話では支給対象かどうかわかりかねますので、診断書をもらったうえで申請してください
共済金(保険金)の請求資料の作成
何日かすると書類一式が送られてきます。
送られてきた書類のなかの診断書の様式を手術をしてもらった耳鼻科へもっていき、作成依頼をします。
診断書ができたという連絡があったら耳鼻科で診断書を受け取り、その他の資料を完成させて郵送します。
町のかかりつけの耳鼻科だったので数日で書いていただけましたが、診断書は大病院だと数週間単位で待たされることがあります。気長に待ちましょう。
診断書代は5000円也。
診断書代はどうなるのか心配しましたが、共済金に追加される形で一緒に振り込まれました。
(※)2022年9月から、COOP共済では診療報酬点数表の「手術料」がわかる書類(診療明細書)があれば診断書は不要となりました。
共済金(保険金)が下りるまで待つ
1週間くらい待つと、こんなハガキが届きます。
内容は「CO・OP共済お支払いのご通知」で、下記の振込のお知らせでした。
- 共済金 40,000円
- 診断書料 5,000円
診断書料も支払われていることがわかります。
今回はーちゃんは持病ありの子も入れるJ1900円コースなので4万円でしたが、J1000円コースなら5万円の支払いです。
ひとまず医療費係数がかなり高めの我が家としては助かる結果となりました。
チューブ挿入は聞こえの改善に効果有り!
鼓膜チューブ挿入のあとは、1週間ほど化膿止めの点耳薬をして、あとは普通通りの生活です。
耳鼻科の先生には、
手術したらよく聞こえるようになったでしょ!!(ドヤっ)
と言われていますが、もともと言葉(会話)のコミュニケーションがほぼできていないし、生活面で聞こえないことへの困りは感じていなかったこともあり親の実感としてはよくわかりません。
そんな話をしていたら、療育センターのST訓練のときにSTさんが聴覚検査をしてくれました。
結果は目に見えて良くなっており、今までの難聴状態が正常に聞こえているという判断となりました。
そして聞こえが良くなってから、停滞していた発語が少し進むようになりました。本当に受けて良かったです。
まとめ:発語が気になるなら中耳炎のチューブ挿入手術は検討価値あり
滲出性中耳炎は小さいお子さんがかかりやすい耳の疾患です。
急性中耳炎とは異なり、痛みは発熱がないので気づきにくいです。
後から知ったことなのですが、痛みはあまりないものの耳が聞こえにくくなるため言語発達への影響があります(もっと早く知っておきたかったです)
服薬で治ることもあるようですが、長引くときは鼓膜換気チューブ挿入術という手術が必要になります。
娘の場合、手術後に聞こえがかなり改善されました。発語が遅れているのは聞こえのせいだったかもしれません。もっと早く手術をお願いすればよかったです。
簡単な手術ですが、コープ共済の支払い対象になっています。加入している方は忘れずに請求しましょう!
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