習い事でひとりで出かける機会があるので携帯をもたせたいけど、ネットに自由につながるスマホを持たせるのは心配
私が格安SIMスマホだから、三大キャリアが出してるキッズ携帯は使えないんです
キッズ携帯なんてカッコ悪い!
自分のスマホが欲しーい!!
幼稚園・保育園の時はどこに行くにも親と一緒に行動していた子どもも、小学校にあがるとひとりでお出かけする機会が徐々に増えていきます。
公園から何時に帰ってくるのか、学童のバスは今どこにいるのか。子どもと連絡を取ったり現在位置を確認したりできると安心ですね。
数年前まで低学年の小学生が持つケータイは、機能が制限されたガラケー型のキッズ携帯一択でした。
最近の子はタブレットを使いこなしスマホも扱える子が多いです。しかしいざ子ども用のスマホとなると、ネットトラブルのニュースなどを目にするにつけ、親としてはまだ心配。
そんなお悩みに答えるのがキッズ携帯とスマホの良いとこどりのキッズスマホ【Hamic POCKET(はみっくポケット)】。早速使用してみました。
結論:
Hamic POCKETは子どもに本物のスマホを持たせる前に選ぶにはぴったりの1台です。
Hamic POCKETは親には安心を、子どもには楽しさを与えてくれる良く出来たキッズ携帯。
GPS機能常時ONゆえにバッテリーの持ちが悪いなどのデメリットもありますが、工夫して使えば特に気になりません。
小4息子の感想と共に、Hamic POCKETのメリット・デメリットを余すところなくご紹介します。
子どもが持ちたくなるキッズ携帯
Hamic POCKET(はみっくポケット)の特長
HamicPOCKETは「スマホにも補助輪を。」のコンセプトで作られたキッズ携帯です。
デジタルの世界へいきなりひとりでこぎ出す前に、保護者がそっとサポートできるプレスマホ(※)として作られました。
※プレスマホ = これからスマホデビューする子どものためのスマートフォン
HamicPOCKETの発売元は人気のスマホケースiFaceの日本の正規店でもあるHamee社。
柔らかい曲線・かわいらしい見た目と衝撃吸収性能で、人気のiFaceがHamicPOCKETにも標準装備されています。
親はあんしん・子どもはたのしいにこだわって作られています。
HamicPOCKETの特長は次の3つ。
ママ向けSNS育児メディアmamatasのYouTubeチャンネルで、HamicPOCKETが紹介されています。
40秒で実際の画面や機能が確認できますので、本記事を読み進める前にチェックしてみてください。
あんしん:連絡を取りたいときに親子間で即座に連絡がとれる
HamicPOCKETは電話番号を持ちません。
通話もメッセージも専用アプリを使用してやりとりします。
アプリで相互に登録した人とのみやりとりできるので、親の見ていないところで知らない人とつながることがなく安心です。
メッセージ等を受信するとアプリの通知がきます。
親がiPhone + Apple Watchを持っている場合、Apple Watchで通知を受けることができさらに安心感が増しますね。
あんしん:見守り機能が充実
HamicPOCKETにはGPS機能が搭載されており、親のスマホから現在位置を確認できます。
- 無事習い事についたか心配。
- なかなか帰ってこなくて心配。
そんな心配時に居場所を確認するための機能ですが、普段も便利に使えます。
先にパパとお出かけしてあとからママが家事を済ませてから合流なんていう休日ありますね。
公園で遊んでいたりするとパパも子どもも電話着信に気づかないことがあります。はみっくポケットを子どもがもっていると電話やメッセージをしなくても今どのあたりにいるか把握できます。
子どもの居場所はottaというアプリで、地図で表示されます。
ただしリアルタイム表示ではなく数分の遅れはあります。電車やバスで移動しているときは、リアルタイムな位置表示というわけにはいきませんでした。
また、HamicPOCKETにはAndroidで世界初(Hamee株式会社調べ)、ひっぱり型防犯ブザーが搭載されています。
ひっぱるだけで鳴る防犯ブザーは、子どもには一番使いやすい形状で万一の時も安心です
本体の下から出ている紐を引っ張ると大音量のブザーが鳴り、同時に親のスマホにGPS位置情報が付いた通知が届きます。
たのしい:Android搭載
通常のキッズ携帯は、中身はガラケーです。
しかしHamicPOCKETはAndroid搭載スマホ。※電話番号は持たないので厳密に言うとAndroid端末
ミニゲームや写真撮影もできます。Googleで調べ物もできますし、親がアプリ制限をしなければYouTubeを見ることもできるんです。
デフォルトの画面を見るとたくさんのアプリが入っています(後から削除も可)。
通話とメッセージしかできないキッズ携帯は、子どもにとっては親とのただの連絡手段。言ってしまえば、ツマラナイもので、子どもはツマラナイものは嫌いです。
次のようなことが頻繁に起こります。
- 外出時に持っていかない
- カバンに入れっぱなしで充電切れ
息子のキッズケータイからは、頻繁に「電池が少なくなっている」という通知が届きます。
それも前回外出時のカバンの奥底から…。
子どもにとって楽しいスマホならば積極的に持っていきたくなりますね。
必要な時に持っていない、使えないということが無くなります。
受賞歴
HamicPOCKETは2020年に始まったばかりのサービス。
実績が少ないことで心配になるかもしれません。
しかしサービス開始直後からママメディアから注目され、数々の賞を取っています。
ママ向けのメディアで注目され続けていることは安心材料の1つになりますね。
はみっくポケット基本情報
はみっくポケットの価格
はみっくポケットの価格情報です。
端末価格 :18,700円(税込)
月額料金 :1,100円(税込)
契約には期間縛りはありません。好きなタイミングで解約可能です。
月額基本料には以下が全て含まれます。
- コミュニケーションみまもりサービス
- メッセージング、音声通話サービス
- インターネット通信 1GB
- ジオフェンス機能(GPS)
フィルタリングやアプリ、端末の利用制限は、Google Family Linkの設定で無料で利用可能です。
インターネット通信は、1GB利用後通信速度制限がかかります。追加データの購入も可能です。
追加データ | 料金 |
---|---|
200MB | 200円(税込) |
500MB | 550円(税込) |
1GB | 880円(税込) |
通信キャリア
はみっくポケットはIIJのデータ通信SIM(ドコモ網)を使用しています。ドコモ回線がつながるところならば使用可能です。
つながり先の保護者の通信キャリアに制限はありません。三大キャリアでなくても、格安SIMでもOKです。
家族みんなの通信キャリアがバラバラでも使用できるキッズ携帯。それがはみっくポケットの強みです。
契約方法
はみっくポケットには実店舗がありません。
ネット店舗で本体を購入し、本体到着後に自宅で契約を行います。
契約には以下が必須ですのでご注意下さい。
- 保護者のスマートフォン
- はみっくポケット本体
- WiFi回線
- クレジットカード
その他基本スペック
はみっくポケット本体に同梱されていた製品情報を転記します。
ご覧になりたい方は以下の「製品情報を見る」をクリックしてください。
ご利用条件 | 通信サービスへの申込み Googleアカウント作成 WiFi環境 ソフトウェア仕様許諾契約への同意 |
セット内容 | Hamic POCKET本体 専用ケース SOSストラップ 専用バッテリー 専用充電ケーブル (USB Type A to C)約50cm長 オープナー 簡易説明書(保証書付) |
同梱アクセサリ主素材 | TPU(専用ケース) ポリカーボネート(ストラップ) TPE(専用充電ケーブル) |
通信サービス提供元事業者 | 株式会社インターネットイニシアティブ |
提供エリア | NTTドコモのLTEまたは3Gエリア |
電池容量 | 1000mAh(リチウムイオン電池) |
充電時間 | 約1.5時間 |
電圧(入力/出力) | 5V/1A |
防水・防塵 | IP64(専用ケース装着時) |
サイズ | 約 縦10.5×横5.53×厚1.84cm(専用ケース装着時) |
質量 | 約118.5g(専用ケース・専用バッテリー装着時) |
ディスプレイ | 3.0inch |
原産国 | 中国 |
キッズ携帯と比較
我が家は息子が4年生になり習い事にひとりで往復するようになったタイミングでauのキッズ携帯を購入しました。
新しく来たHamic POCKETとキッズ携帯(auのmamorino 5)と比較します。
並べてみるとHamicPOCKETはコロンとした形状で、特に厚さ方向に大きいです。
小4男子が持つとどちらもちょうど良いサイズ感です。
重さはキッズ携帯が107g、はみっくポケットは152gなので1.5倍ですね。重いとは思いませんが、あえて比較するとずっしり感はありますね。
価格面などの比較です。
タイトル | au mamorino5 | Hamic POCKET – はみっくポケット |
色 | ブルー ラベンダー ホワイト | ブルー ピンク ホワイト |
通信キャリア | au回線 | ドコモ回線 |
重さ | 約100g | 約150g |
価格(税込) | 15,840円 | 18,700円 |
月額使用料(税込) | 737円 (au PAYカード支払割適用時 550円) ※小学生以下の条件あり | 1,100円(1GB) |
契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
契約手続き | 店頭のみ 契約者と子どもの本人確認書類が必要 | 自宅のみ |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
本体価格はauのキッズ携帯のほうが安いですが、キッズ携帯の契約事務手数料を加味すると初期費用はほとんど変わりません。
auのキッズ携帯は年齢制限があるため店頭で本人確認書類の確認が必要ですが、HamicPOCKETには不要で使いはじめるまでの手続きはすべて自宅でできます。
購入の手軽さは圧倒的にHamicPOCKETに軍配があがります。
その分月額使用料は、HamicPOCKETが少し高めになっています。
両方使ってみましたが、HamicPOCKETのほうが息子が圧倒的に楽しそうです。
持ち忘れも減りました。
子どもが喜んで持ってくれる
評判・口コミ
Hamic POCKET(はみっくポケット)の評判を見ていきましょう。
キッズ携帯歴1年の小4息子がはみっくポケットを使った感想もあわせてどうぞ!
良い口コミ・メリット
ぼくも使ってみたよ!自分のスマホわくわくする!!
息子に感想を箇条書きで書いてもらいました。
- Androidだからもともとたくさんのアプリが入っていていい!
- GPSがついてるからはぐれても会える
- 少し遅いけど検索できるのがいい
- 電話が雑音が少なくて聞きやすい
- 慣れたら便利そう
さすがはデジタルネイティブ世代です。あっという間に使いこなしました。
悪い口コミ・デメリットと回避方法
一方で悪い口コミとしては次のようなものがありました。
我が家の感想も入っています。
●電池の持ちが悪い
電池の持ちの悪さはどこでも見かけるデメリット口コミでした。
GPS機能が常にONになっているのでどうしても電池の消費は早くなってしまいます。アプリをたくさん立ち上げるとさらに早まってしまうので、アプリの使い方は始めは親が丁寧に教えてあげたほうがよさそうです。
電池の持ちの悪さは開発元も十分認識していて、販売当初から電池容量が2倍に改良されています。
さらに同じロゴのついた可愛らしいモバイル充電器&充電専用USBケーブルが販売されているのであわせて購入するとよいですね。
●防犯ブザーのひもを誤って引きやすい
鞄の中に入っているはみっくポケットを取り出すとき、防犯ブザーのひもを引っ張ってしまい鳴ってしまうことがあります。
これは…慣れるしかなさそうですね。
●高学年になると本物のスマホが欲しくなる
確かにそのとおり。
はみっくポケットはそのかわいらしい見た目から、高学年になってくるとちょっと恥ずかしいという気持になるお子さんもいます。
販売元の情報でも、はみっくポケットの利用は小学1年生~3年生が中心です。
はみっくポケットはいわば「補助輪付自転車」です。補助無し自転車に乗れるようになるまでの練習用機種。
少しずつ卒業して、スマホに移行していくのが自然な流れと割り切りましょう。
●画面が小さすぎ、入力が大変
これは本当です。キッズ携帯の宿命ですが、とにかく画面が小さいです。
文字入力のボタン、特にはJIS配列キーボード入力ボタンは極小です。
親には本当に厳しく…セットアップ時にgoogleアカウントを何回か入力するのですが、投げ出したくなりました。
セットアップさえ乗り切れば、子どもは平気で使っています。
特に老眼が気になり始めた親御さん、セットアップは1回で済みますから頑張って下さい!!!
●実店舗がないため困ったときプロに頼れない
HamicPOCKETには実店舗がなくネット購入した本体を自力で契約・設定する必要があります。
そのおかげで契約事務手数料は無料。いつも混んでる窓口に行く必要も無く、リーズナブルに良質のサービスを得ることができます。
しかしHamicPOCKETの設定のためには、最低限以下のスキルが求められます。
- 親子分のGoogleアカウントの作成
- Googleファミリーリンクの設定
- アプリのインストール
- Androidスマホの初期設定(WiFi接続、ログイン等)
スマホを使い慣れた若い親御さんなら難なくできるでしょう。
HamicサイトはFAQもしっかりしていますし、問い合わせ窓口もあります。
設定作業に圧倒的に自信がなく、周りに手を貸してくれる方がいらっしゃらない場合は、三大キャリアの窓口で設定済みの本体を渡してもらえるキッズ携帯が簡単です。
店舗に行かなくても購入・契約できる
よくある質問
- Q親のスマホがAndroidでなくても大丈夫?
- A
はい。AndroidでもiOS(iPhone)でも大丈夫です。
※iOS12.0以降、Android 6.0.1以降対応
- Q親のスマホが三大キャリア(au, docomo, softbank)でなくても大丈夫?
- A
はい。ガラケーから進化したキッズ携帯は三大キャリア必須のものがほとんどでしたが、はみっくポケットは保護者のスマホに制限はありません。格安SIMのスマホでもOKです。
- Q保護者以外ともつながれる?
- A
はい。はみっく専用アプリをインストールし、登録することでつながることができます。
- QLINEはできるの?
- A
LINEの登録には電話番号が必要です。はみっくそのものには電話番号がないため、自宅の固定電話などの電話番号を使用すればLINEを使うこともできます。
しかし、つながる相手を保護者がコントロールできるというせっかくのメリットがなくなってしまいますので、使用しない方が安全です。
- Qどこで買えるの?
- A
はみっくポケットは、現在ネット販売のみです。実店舗はありません。
開通は自宅で保護者自身が実施します。
- Q高学年でも使える?
- A
高学年でも使えますが、はみっくポケットを実際に利用しているお子さんの中心は小学校1~3年生です。
はみっくポケットはプレスマホ(スマホの前に使うスマホ)という位置づけの商品になっています。
お子さんがはみっくポケットの操作に十分慣れて身体や手が大きくなり、はみっくポケットでは少し小さい・物足りないと感じ始めたら買い換え時ですね。
まとめ:HamicPOCKETは初めてのケータイに断然オススメ
Hamic POCKET(はみっくポケット)はガラケー型のキッズ携帯では満足できないお子さんの最初のスマホとしてオススメできるプレスマホです。
親が操作しようとすると小さすぎて正直使いにくい画面ですが、子どもは全然問題ありません。
子どもが使って楽しい機能が搭載されているので、キッズ携帯でありがちの次の2大失敗が激減します。
- 連絡したいときに持っていない
- 使いたいときに電池切れ
そうはいっても小学校低学年からいきなりスマホを持たせるのは、トラブルなどに巻き込まれないか心配です。
はみっくポケットでスマホの取り扱いや使い方の約束事にしっかり慣れてから、おさがりスマホデビューという流れが良さそうですね。
子どもがひとりで習い事に行くようになったら、はみっくポケットでたのしく&あんしんにお子さんのスマホへの第一歩をサポートしましょう。
あんしんとたのしいの良いとこ取りキッズ携帯
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