身体が小さく体幹が弱いお子さんのために軽くて背負いやすいランドセルを探しているご家庭に朗報です。
アウトドア用品大手のモンベルが富山県立山町の依頼で通学用リュックを開発したことがニュースになりました。ワールドビジネスサテライトでも取り上げられていました(2022/10/27放送回)。
モンベルが開発した通学用リュック「わんパック(One-Pack)」が2022年12月中旬から1万4850円(税込)で一般販売されることが発表になり、2022年11月1日から予約が開始されました。
わんパックには立山町長さんとモンベルの以下の願いが込められて作成されています。
お子さんのために軽くて背負いやすいランドセルをお探しのご家庭は、ぜひチェックしてみてください
モンベルが作ったランドセルわんパック(One-Pack)とは
わんパック(One-Pack)はアウトドア用品で人気のブランド、モンベルが富山県立山町の依頼で開発した小学生通学用のリュックです。
見た目はランドセルというよりはリュックサックです。
四角いリュックサックって流行ってるよね!高校生の従兄弟のおにいちゃんが持ってるよ。
カッコイイ!!
価格:1万4850円(税込)
価格:税込1万4850円
2022年4月に小学校に進学する児童のためにランドセルを新規購入した方の平均購入額は5万6425円です(一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会 調べ)。
平均の5万6千円から見ると、3つ買ってもおつりが来る!
お財布にかなり優しい価格になっていますね。
重さ:約900g
重さ:約900g
一般的なランドセルは素材によって重さが異なりますが、1,000gを切るものはほとんどありません。
ナイロンリュック、さすがの軽さです。
素材 | 重さ |
---|---|
人工皮革 | 約1,000~1,200g |
牛革 | 約1,200~1,400g |
コードバン(馬革) | 約1,300~1,500g |
カラー:3色
色は3色です。
- ブルーグリーン(BGN)
- ブラウン(BN)
- ワインレッド(WRD)
ランドセル代わりのリュックですが、黒と赤のみではありません。
オシャレな3色です。
サイズ:A4ファイルサイズ
サイズ:高さ35×幅25×奥行15㎝
A4ファイルサイズが収納可能で、タブレットやノートPC を入れられる独立した背面ポケットが付いています。
前面にはマチ付きのポケットも付いています。
開閉時はテープを持って引くだけで簡単に開け閉め可能です。
出典:モンベルニュースリリースより
子どもたちが背負ってる写真が、朝日新聞デジタルのツイートにありました。
子どもの背中にぴったりフィットしている様子がわかります。
素材
丈夫な840デニールナイロンに水に強い加工を施した生地を使用しています。
汚れにも強くお手入れも簡単です。
その他機能
その他には通常のランドセルもよく見られる以下の機能を備えています。
- 前面ポケットとショルダーベルトに反射テープ
- サイドにカラビナ
- 上部に持ち手ハンドル
- 動く肩ベルト
- 肩ベルトにDカン
出典:モンベルニュースリリースより
※TATEYAMA TOWNの文字は一般販売のモデルにはありません。
写真を見る限りでは…いわゆるランドセルという印象はありません。
わんパック(One-Pack)はどこで買える?
2022年11月1日からオンラインショップと全国のモンベルストアで予約開始しています。
本記事を執筆した2022年10月に店舗でスタッフさんに聞いたところ、大変なことがわかりました。
うまくいけば12月中旬から下旬に入荷するのですが、実は相当予約が入っていて、店舗に回る前に売り切れの可能性があります
テレビやネットニュースで取り上げられましたから、相当の人気のようです。
実際11月の予約開始すぐに、モンベルネットストアで売り切れになってしまい近所のモンベルの店頭に出ることはありませんでした。
2023年5月13日現在、モンベルネットストアでは以下の状況です。
ブルーグリーン:入荷待ち(受付可)
ブラウン:在庫あり
ワインレッド:在庫あり
モンベルの店頭でも見かけるようになりました。
気になる方は売り切れになる前に早めにチェック&ゲットしてくださいね。
モンベルネットストア
わんパックはモンベルのネットストア(オンラインショップ)の以下のページで販売しています。
モンベルストア
モンベル店舗は以下から検索できます。
わんパック(One-Pack)の良い点、気になる点
良い点
アウトドア用品に定評のあるモンベルが作っているリュックです。
- 軽い
- 丈夫
- 背負いやすい
と言った登山リュックにも求められる要素が優れていることは想像に難くありません。
- 肩ベルトと背面に反射テープがしっかりついていること
- すぐ引ける位置に防犯ブザーを掛けられるDカンが肩ベルトについていること
は安心材料の1つになります。
その上でお値段が一般的なランドセルの3割程度というのはとても嬉しいですね。
気になる点
私が気になった点は以下です。
- そうは言っても耐久性
- そうは言っても見た目がリュック
モンベルが耐久性に気を配って開発したといっても、そこはやはりナイロン製のリュックサックです。
6年毎日重い荷物を入れて使い倒したとき。
ただいまーといって玄関に投げ出す毎日が続いたとき。
耐久性は大丈夫なのだろうかと心配はあります。
お値段が通常のランドセルの半値以下ですから、数年使って買い換えるという考え方もありそうです
「見た目がリュック」については、ご家庭の価値観と、学校の受け入れ状況次第です。
下のツイートのように、学校によってはナイロン製のリュックサックをNGとしているところもあるそうなので、事前に学校に確認を取ることをオススメします。
さらに革のランドセルが当たり前の地域ですと、他の子が使っていないという理由で目立ってしまったり、からかわれてしまったりということはあるかもしれません。
「軽くて背負いやすいリュックサック型だけど見た目はランドセルみたいなリュック」をお探しでしたら、同じように登山リュックを参考に開発されたランドセル「エルゴランセル」がオススメです。
エルゴランセルについては、以下の記事で実際の写真付きで詳しく紹介していますのでご、軽くて身体への負担の少ないランドセルに興味のあるご家庭はぜひ参考にしてください。
まとめ:軽くて背負いやすいランドセルがもっと広まりますように!
2022年12月から一般販売されることとなった、モンベル開発の通学用リュックサック「わんパック(One-Pack)」を見てきました。
日本の小学生はみんなランドセルを背負っている印象があります。
しかし実はランドセルを背負うことという全国一律の決まりはありません(一部の学校にはあるそうです)。
6年間使うことを前提に作られた革製のランドセルは、丈夫ですがとにかく重いです。
こだわるほどに価格も跳ね上がっていきます。
そんな習慣を自治体から変えていこうとしてくれた立山町とモンベルには感謝しかありません。
多くのメディアが取り上げて、軽いリュックで通う小学生を許容してくれる世の中になりますように。
軽くて背負いやすいランドセルをお探しならば、モンベルのわんパック、ぜひ選択肢の1つに入れてみて下さいね。
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